まりそのShow Must Go On

演劇/コンサートの記録用ブログです。

CATS @Neil Simon Theatre

CATS @Neil Simon Theatre

ついに!ブロードウェイ巡りも最後の作品となりました!

 

CATS!王道中の王道のミュージカルですね。

 

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しかし…今回のブロードウェイ巡りで一番拍子抜けしたのがCATSだったりします。う~ん…。

 

CATSといえば劇団四季。私も小さいころ母に連れられて観に行きました。

その時の感動といったらなかったのですが、四季より劇場が大きいせいなのか、あれ、こんなんだっけ?とチケットの出費を若干後悔するレベルでした。

いや、本場CATSですから、素晴らしいんですけど…初めて観たときの感動を超えてこなかったので、個人的に、本当に個人的に低評価です。

 

よくよく調べたら、私が観に行ったCATSはキャッツシアターでの上演だったようです。劇場はコンパクトで座席数も少なく3/4円形舞台で、近くを猫がすり抜けていき、本当に私もあのがらくたの中にいるような気分になったのを覚えてます。

それと比べるとがらくたが2階席までせり出してはいるものの遠く、猫も通路を通るけれどちょっと空間を持て余している感じが私的にはしっくりこなかったんですかね。

 

もしかしたら1階席で観たらすごく面白いのかもしれません!

あのたくさんの猫たちのダンスを近くで観れるのは圧巻かも。私の席が悪かったような気も大いにします。

実際2階席の高い位置ということもあり、舞台上部の演出がほぼ見えない…。

そのせいか実際後方わりと人がいなくて、さすがのCATSでも売れ残るのか…と思ったくらいでした。

肝心な月の演出もよく見えずという感じだったので、観に行くなら1階席もしくは2階席前方をオススメします。

 

とはいえ、初めて観る分にはとても面白く王道ブロードウェイを感じられるよい作品かと思います。

 

始まりの猫の世界観は圧巻です。猫の世界に入り込んでいくゾクゾク感はたまりません!2階席後方までかかる電飾が個人的に気に入りました!

そしてダンスのレベルが本当に高いです。たくさん猫が出てくるのですが一糸乱れぬ…という表現だとちょっと合いませんが、全員のダンスのクオリティの高さに驚かされます。1幕はほぼほぼダンスで、あれ~こんなに踊ってたっけなとちょっと「???」となりましたがそれでも素晴らしかったです。

 

個人的に大好きなジェリクルキャッツが流れると、小さいころ踊ったこともあり、テンションが上がります。

 

休憩時間にはバーコーナーでキャッツのロゴ入りのカップを。

CATSのカップが1番かわいかったです!!形もがらも!

 

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ブロードウェイにミュージカルを観に行ったら、(ブロードウェイに限らずどこの劇場も一緒なのかな)ぜひバーコーナーに立ち寄ってお酒を購入してください。各公演ごとにロゴの入ったカップがもらえます!可愛いのとグッズをわざわざ買わなくても限定品をゲットできます!!

 

日本のバーコーナーにもこの制度を取り入れたらバカ売れしそうな感じしますけどね…

ただ日本は劇場内飲食禁止の所が大半なので、休憩中にロビーで買って中に持ち込んで、映画感覚で観ながら飲むということは出来ないのでどうなのかな。

恐らく禁止する理由として「こぼすこと」があげられると思うのですが、その点ガチガチの蓋がついていて(ほんとガチガチ)ツマミを回すと飲み口が現れるというカップが主で、よく考えてあるなと感心しました。

もう少し日本の劇場も「気軽に楽しめる」という形をとったほうがいいんじゃないかと思います…。

 

そして休憩中に、お客さんが舞台に登って写真が撮れるというファンサービス付き!これには驚きました!

オールドデュトロノミーが舞台で寝ておりお客さんがわやわやその周りに!

ぜひ体験して来てください!

 

休憩明けの2幕は歌がメインになっていよいよミュージカル感が増してきます。

そしてCATSといえばMemory、MemoryといえばCATS…!!

Memoryは圧巻でした。圧巻の一言。これは本当に生で聴く価値があります。

今まで観てきたミュージカルの中で誰よりも彼女の歌が上手かったです。

あ、CATSはMemoryのためにあるんだと思っちゃうくらいです。

 

さて、最後までうっかり書いていなかったのですが驚きの劇場の作りがひとつ。

実は1階席の側面が全て開くようになっているんです、どこの劇場も。

 

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え、そこ開くの!?そっから直で外なの!?まじか…

とかなりびっくりしました。ブロードウェイのような大都会の土地の無いなかで大きな劇場をつくる上での効率的な設計なんでしょうね。

搬入搬出的にも大助かりでしょうし、お客さんを一気に帰すのにも役立っているのではないでしょうか。すごいぞブロードウェイ。

 

最後に、前にも書きましたが、最終日にCHICAGOを残してチケット代も払っていたのにテロで行けなかった…という悔しい思いが(´;ω;`)

帰国する前の悪あがきでまたNYに行ってCHICAGOとHamiltonとThe book of mormonを観て帰ってこようと心に誓っております。

 

ではでは!

次回からはシアトルに戻って更新していきたいと思います。