まりそのShow Must Go On

演劇/コンサートの記録用ブログです。

Broadway Today @Benaroya Hall

Broadway Today

@Benaroya Hall

14:00~

 

ブロードウェイ巡りの記事『Waitress』で触れた、Seattle Symphonyの『Broadway Today』行ってきました!!(…行っちゃいました⁉)

 

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そもそも『Broadway Today』とはどういう演目なのか。

ジャンルはミュージカルで、音楽をSeattle Symphonyが、歌をBetsy WolfeとJermy Jordanが担当し、最近流行り又は有名な曲をピックアップして演奏するという公演です。

 

セットリストは以下の通り↓

※バックミュージックは全てSeattle Symphonyが担当していますが省略してます。Seattle Symphony 表記の曲は歌なしです。

 

♬ACT1

1. The Phantom of The Opera (Seattle Symphony)

2. "Santa Fe" from Newsies (Jermy Jordan)

3. "Falling Slowly" from Once (Betsy Wolfe and Jermy Jordan)

4. Chicago Suite (Seattle Symphony)

5. "Meadowlark" from The Baker's Wife (Betsy Wolfe)

6. "A Summer in Ohio" from The Last Five Years (Betsy Wolfe)

7. "You and Me" from The Book of Mormon (Jermy Jordan)

8. "Before and After You / One Second and a Million Miles" from The Bridges of Madison County (Betsy Wolfe and Jermy Jordan)

 

♬ACT2

9. "He Lives in You" from The Lion King (Seattle Symphony)

10. "Jellicle Ball" from Cats (Seattle Symphony)

11. "She Used to be Mine" from Waitress (Betsy Wolfe)

12. "Why God, Why?" from Miss Sigon  (Jermy Jordan)

13. Les Miserables Suite

14. "Waving Through a Window" from Dear Evan Hansen  (Jermy Jordan)

15. "Maybe this Time" from Cabaret (Betsy Wolfe)

16. "Suddenly Seymour" from Little Shop of Horrors (Betsy Wolfe and Jermy Jordan)

17. "Take Me or Leave Me" from Rent (Betsy Wolfe and Jermy Jordan)

 

と…驚くほどマイナーな曲のオンパレード!!!!!!(笑)(笑)

アメリカではこの曲が有名なのか…?とやや首をかしげる感じに。

Seattle Symphonyの組曲系は勿論超有名なミュージカルを演奏しています。

 

そしてもはやシアトル未上陸のWaitress、Dear Evan Hansen、先週来たばっかりのThe Book of Mormonを歌っちゃうという強気な姿勢。

もう誰も話がわからないので、歌う前にあらすじを喋ってから歌います(笑)

 

WaitressやMiss Saigon、Cabaret、絶対この曲だろ、っていう曲を見事に外してきたのでやや驚きを隠せなかったですが、いいです、素晴らしかったので!!

ただBetsyのCabaretが聴きたかったな私は…うん…。

 

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ステージはこんな感じ‼︎‼︎

ポップスだけあって派手な照明です。曲ごとに色合いと柄が変わるので、結構力入れてるなぁと思ってました。

 

それにしてもミュージカル音楽をSeattle Symphonyで聴けるというのは究極の贅沢です。なかなか有名オーケストラでミュージカルというのが無いので。

その点Seattle Symphonyのポップとの積極的な絡みは革新的だと思います。(ミュージカル以外にもいろいろやっているので)

 

さてさて、会場は満席の大盛り上がりでした。素敵な空気を作り上げていたのは、指揮者のSteven Reineke。トークも面白いし、なにより本人が指揮をしながらノリノリ。背中から楽しさ溢れてますよ~という(笑)

 

CHICAGOのOvertureのオーケストラ版はこうなるのか!という感じ。客席はミュージカルファンで埋め尽くされていたため、「All that Jazz~♪」の部分でStevenが振り返ってお客さんに歌って!と振ってお客さんが口ずさむ一幕も(笑)

 

セトリの関係上、連続でAlain Boublil作曲のMiss SigonとLes Miserablesが並んで、並べて聴いてみると確かに雰囲気が似てるぞ!!と謎の発見をしました。

普段この二つを並べて聴かないため、同じ作曲家だということにさえ気付いなかった…。

 

ヴォーカルはBetsy Wolfe とJermy Jordanのお二人。

 

Betsy、7ヶ月のWaitress主役お疲れ様~!!みたいな労いの気持ちが(笑)

まさか彼女の歌声を1ヶ月に2回、NYとSeattleで聴くことになるとは…!!

本当に素敵な女優さんです。もう、ファン。(単純)

 

Jermyの歌声は初めて聴いたのですが、(私の友人がJermyのファンだったので事前に色々情報は聞いていました)透き通る歌声と豊かな表現力で虜になりました、素敵!!

 

今回のセットリストの中で、一番の盛り上がりを見せたのは

The Book of Mormonの"You and Me"。

 

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超コメディーミュージカルなので歌詞が可笑しいというのもあるのですが、(You and Meと歌っておきながら”But mostly me!!”といちいち歌っちゃう(笑))

突然、指揮者のStevenがJermyの相方として指揮をしながら参加…!!!!!

しかも地味に歌上手い…めちゃくちゃご本人楽しそう、かつお客さん大盛り上がりで私も笑いが止まりませんでした。

 

想像以上に自分の中でヒットだったのが

Dear Evan Hansenの"Waving Through a Window"。

 

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さすがトニー賞。一瞬でお気に入りの曲になりました。王道ミュージカルというよりは現代的な、ポップな曲調。そしてDear Evan Hansenが観たくなりました!!

 

アンコールにRentの"Take Me or Leave Me"

何年も前に歌詞を覚えて歌っていた曲で、久々に思い出し、最後にこの曲でテンションMAXになりました!!

 

本当に幸せなひと時を過ごせました!!

 

ちなみに去年の5月にはBroadway Rocksという公演をしているらしく

Broadway関連はシリーズ化してやっているようです。

 

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前回はもっとメジャー所、WickedのDefying GravityやMama Mia、そして私の好きなChessのAnthemをやっていたようで…何てこと(涙)

もう1回留学終了前にこの企画に巡り会えるといいな!!