まりそのShow Must Go On

演劇/コンサートの記録用ブログです。

The Phantom of The Opera @Broadway

 The Phantom of The Opera

@Majestic Theatre

★★★★☆(星4/5)

 

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ブロードウェイで観るならコレは超オススメ!!ぜひ!!

ブロードウェイ感をがっつり味わえて、舞台装置の豪華絢爛さや展開、話の面白さ◎

誰でもエンジョイできる作品です!!

 

ついに【ブロードウェイ編】です!!

行ってきました本場ブロードウェイ…!!

アメリカにいるからには絶対行かなければと謎の使命感があったNY。

結論、「本場はスゴイ!!」の一言に尽きます。

 

さて、初日は「オペラ座の怪人

タイムズスクエアからさほど離れていないマジェスティックシアター。

ブロードウェイに行って驚いたのは、当たり前のことですが「劇場が古い」。

もうホワイエや客席から既にオペラ座。もぎり過ぎたらオペラ座の怪人の世界です。

 

開演前に舞台を見ると、お、あるある、シャンデリア。

そして舞台周りも布がかかっていてこれがどうなるのかな~とウキウキ。

 

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お客さん遠慮なく舞台写真撮ってます(笑)

係員も咎めてないのでまぁいいかなと私も遠慮なく撮りました。

日本では「写真撮らないで」と咎めるお仕事をしていたので、ものすごい罪悪感(笑)

(まあ別に開演前は撮っていいんじゃないかと思いますけどね…)

 

いざ、開演。思ったより舞台が狭い?上から見ているからか狭めな感じ。

ちなみにこの時席は2階の通路挟んで後方ブロック1列目。いい席ありがとうございます…!!(チケットの取り方については後程記事にしますね)

 

メインテーマが流れて布が取られて上がっていくシャンデリアは圧巻…!!!

地下の水路の演出も最高です、本当に水があるように見えます。私はこのシーン、映画より舞台のほうがワクワクしました。舞台下から現れる蝋燭がすごく幻想的。

このシーンだけでも観る価値あります(笑)

そしてマスカレードのシーンの大階段や華やかな衣装も息をのむほど素晴らしいです。

 

軽めにネタバレになっちゃいますが、最初布の張られていた舞台枠の上部、通れるようになってるんですね…時々ファントムが上にいて驚きました。

 

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あとは真ん中のオブジェ動くんだ!!まじか…!!

もうやれるだけの舞台装置の動きはしたぞ!!ってくらい華やかです。

 

終始圧巻。これぞ本場だ!!という強さを感じる作品でした。

ただ個人的には後半の展開早すぎないか…!?わりとあっさり終わったな…とちょっと物足りなさは感じましたが。(※ミュージカル版を観るのは初だったのでこれは個人的な意見です)

それにしてもファントムはかっこいいなぁ…

 

ブロードウェイに行くならぜひ観に行って欲しい作品です。

結局1週間の滞在で5本観たのですが、その中で皆さんへのオススメ一位はオペラ座の怪人です。

 

ロングラン公演なのでそこまで良席を狙わなければ$50〜80(5000~8000円)くらいで観れるのでお手軽感もあります。

ちなみに新作になればなるほど高くなります。大流行りのHAMILTONはネットで取ろうとすると$400(40000円)が最低ラインだったりするので…(笑)

※HAMILTONはLottery appを使って当日券を狙う方法もありますが、超博打で全然当たりません(笑)

 

Book of Mormon、Dear Evan Hansenも$150が基本最安値だったので、そのあたりの新作は高すぎて観に行くことができませんでした。

 

さて、初回に書いちゃいますが、実は6日目の朝にタイムズスクエア自爆テロがあり、公共交通機関が閉鎖されてしまい、CHICAGOのチケット代を支払っていたものの観に行けず終いになってしまったんです。シアターショップでのお土産も最終日に回していたので、とても残念な思いをしました。

 

しかも爆発があったポートオーソリティーバスターミナルはマンハッタンの交通の要で、そこを通らないと私はタイムズスクエアに出れなかったんです。

6日目の朝も自由の女神に行くためにバスターミナルに向かおうとしていた矢先の爆発でした。1、2時間早くホテルを出ていたら巻き込まれていたと思うと本当に恐ろしいです。

 

ブロードウェイに行くのはとてもオススメですが、NY決して治安の良い所ではありません。

5日目にブロードウェイに向かう途中、地下鉄で自分たちの乗っていた電車だけが動かなくなり(周りの電車は動いている)、車内の電気が全部落ちるという恐怖体験をしました。アメリカ自然史博物館からの戻りの満員電車だったため、正直電気が落ちた瞬間、テロに巻き込まれた、このまま死ぬと覚悟しました。幸いにもただの電気トラブルだったので20分くらいで動き出しましたが、あまりの怖さに一番近い駅で降りました。

 

まぁ、まさか次の日その地下鉄でテロが本当に起こるとは思っていませんでしたが。

 

NYにこれから行かれる方、マンハッタンはテロの恰好の標的ですので、ある程度そういうことが起こるかも知れない、ということを頭の片隅に置いておいてください。特にタイムズスクエアや劇場は人の集まるところですので…。

 

Nutscracker

Nutscracker Pacific Northwest Ballet

@McCaw Hall

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12月といったらバレエ『くるみ割り人形』が我が家の定番なので、シアトルでも観に行ってみよう‼︎と行って来ました😊

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マッカウホールはクリスマス一色です🎄

 

なんと今回のくるみ割り人形、振付はあの有名なジョージバランシンだそうで…。私の知っているくるみ割り人形とは一味二味違ったモダンな仕上がりになっていました✋🏻

 

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特に「アラビアの踊り」は圧巻。今まで観たアラビアの踊りとは一線を画すバレエというよりは身体芸術に。

衣装に薄い貝殻のようなものがついているため、踊る度にエキゾチックな音がなるという非常に素敵なシーンでした。

 

全体を通してはカットされている部分が多々あり、物足りなさはあったんですが、客層がファミリー(小さい子が多い)なのでこのくらいがちょうどいいのかも、と思ったり‼︎

 

あと子役の子たちが本当に小さい子ばかりなのには驚きました。

 

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ロビーにはくるみ割り人形の顔はめパネルやシーンのカキワリ、写真のような一緒にエンジョイできるコーナーがたくさん用意されていて、すごく賑わってました👏🏻✨

 

そして今回はオケピにクリスマスツリーが‼︎笑笑

 

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もう自由でしかない…‼︎‼︎😆😆

 

さて、ついに冬休みということで現在NYに来ております🗽👍🏻

今日から1週間ブロードウェイを堪能してきたいと思います😆

 

 

Museum of Fine Arts Boston ボストン美術館

早いもので12月に突入してしまいました。

1年間の留学の1/4が終わったと思うと恐ろしいですね…笑

 

さて、11月中旬にボストンに行く機会があったので、わずか30~40分ですがボストン美術館に行ってきました。

 

 

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ボストン美術館をこの短時間で回ろうというのは無謀です。本気でオススメしません。

時間短縮のためにスーツケースをクロークに預ける時間を(かなり並んでいた)削りたい…!!と思って入ろうとしたら警備員に止められました笑

大荷物の場合はクロークに預けて受け取る時間も考慮するべき…です。

 

正面の大階段はこんな感じ。

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なんとこの時期の特別展示に国芳/国貞展が来ていたので国芳/国貞大好きな私は日本で見たというのにまた見てしまう…という笑

 

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いやいや時間が無いのにこんなことをしている場合ではない…!!と気付き、ものすごいスピードでボストン美術館を回り出しました。

 

美術館巡りで一番気に入ったお部屋がここ!!

回れる限り回った中ではここが一番素敵だったかな…

 

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ボストン美術館といえば、モネの「ラ・ジャポネーゼ」

 

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これが想像以上に大きいんです。

どのくらい大きいかというとこんな感じ…!!デカイ!!笑

 

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圧倒的な大きさと立体的なタッチで、今にも出てきそう…というか絵と同じ空間にいるような錯覚に陥ります。とても素敵な作品。日本人だからかとても親近感が湧きます。

 

それ以外にも「睡蓮」など

 

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他にも、ゴーギャンの「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」

 

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ルノワールの「ブージヴァルのダンス」

ガイドの方が踊り方について実際に動いてレクチャーしていて、たくさん人が集まっていました。(なので正面からの写真がありません笑)

 

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時間の無い中で巡ったのでほとんど全部流し見だったのですが、ボストン美術館の雰囲気は十分に味わえました。

 

ただ建物自体はそこまで「広い…広すぎる…」と気が遠くなるようなサイズではないので(私の主観では)、お目当ての作品だけ絞って見るならそんなに時間をかけずに回れるかな…と思います。

 

とはいえ、時間があるならゆっくり作品を堪能しながら回るのをオススメします!!

 

 

Vivaldi Four Seasons

Seattle Symphony
Vivaldi Four seasons
@ Benaroya hall
20:00〜

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本日はシアトル交響楽団のヴィヴァルディ四季🌸

 

人生史上最高のコンサートでした‼︎‼︎👏🏻

 

大学が終わってからシアトル市内にくりだし夕飯にパイクプレイスチャウダーを‼︎

 

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超絶品なのでシアトルにいらしたら是非👍🏻12$でもう食べれない…ってくらいの量の美味しいクラムチャウダーが食べれます😊味も4種類‼︎

 

そしてBenaroya hallへ✨
とても綺麗なホールで2回席からのシアトル市内の夜景がステキ‼︎

 

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開演するとまずは少人数編成のコンチェルト
指揮者のドミトリーシンコフスキー、とても表現豊かでオーケストラも観客も惹きつける魅力のある人だなぁと漠然と思っていたら

 

2曲目、何故か指揮台が出てこない…あれ?何かがおかしいぞ…と思いつつ聴いてると、突然振り返って歌い出すシンコフスキー…


え…何が起こってるの?…と状況を理解するまでにだいぶ時間がかかって、あ…これ「歌い振り」!?😳😳


オケに背を向けて背中と呼吸と細かい手の動きで歌い振り、衝撃的すぎて!

 

彼は指揮者兼カウンターテナーだったんです…多才…

 

そして曲が終わるとスタンディングオーベーション👏🏻まだメインの四季始まってないのにこの盛り上がり…すごい…
と思っていると拍手しながら隣のお客さんが「彼すごいわよねぇ、これでバイオリニストなんでしょ?」と…


まさか……


休憩を挟んでメインのヴィヴァルディ四季。


あれ?シンコフスキーいないな…普通に指揮するのか…と思っていると

 

バイオリンを持って登場…‼︎‼︎‼︎(会場のボルテージMAX)

 

いやぁぁぁぁ…嘘でしょ…と声にならない悲鳴…(笑)

 

つまりバイオリン弾きつつ指揮を振る「バイオリン弾き振り」😱😱

 

衝撃的すぎてポカーン。。。

 

そして譜面台2つ、指揮用(後向き)、バイオリンソロ用(前向き)、演奏しつつ自分でめくりながらいとも簡単にオケをまとめていく…

 

しかも驚くべきことに、ソロを弾くだけでなく、オケパートも一緒に演奏、さらに、1stバイオリン、2ndバイオリン、ビオラを器用に弾き分けて弾き振りしている………なんだこれ……

 

そしてバイオリンを弾いていて腕が使えないので全身で指揮、足で表現したり、屈んだり、伸び上がったり、もはや踊り‼︎‼︎(笑)

 

しかもただ器用なだけでなく、本人なりのアレンジの効いた「四季」

 

ベーシックな四季と比べたら「大味」な演奏なのだけれど、それがいいメリハリになってお客さんを惹きつけ続けるエンターテイメント性に富んだ作品に。

 

ヴィヴァルディの四季という曲で最高の遊びをしている、これは音楽の本質をガッチリ捉えた「遊び」なんだなと演奏中ずっと思ってました、すごい。

 

そしてシンコフスキーが全身で指揮をすることの相乗効果で、オケも全身で弾いている…キラキラしてる…舞台にいる全員がとても楽しそう…「曲が生きてる」

こんなに四季折々の景色を感じられる演奏を初めて聴きました🌸

 

あぁ音楽ってこうやって「楽しむ」ものなんだと、クラシックが好きな人もそうでない人もどちらも惹きつけて離さない素晴らしい演奏でした👏🏻

 

クラシックを聴かない人、敷居が高いと思っている人に是非「聴いて、観て」ほしいなぁ😊

 

夏の1楽章ですでにスタンディングオーベーションで、全曲終わった頃には恐ろしいほど盛り上がってました👏🏻👏🏻

 

あまりの興奮に長くてまとまりのない文章になっちゃいましたがお許し下さい🙏🏻最高の夜でした‼︎✨✨

The Barber of Sevillie

The Barber of Sevillie

Seattle Opera

10/15 14:00〜 @Mccaw hallf:id:meerlily1009:20171017063247j:image

 

留学して初めての観劇は、シアトルオペラ「セビリアの理髪師」👏🏻✨

海外でオペラを観るのは初めて‼︎

 

シアトルオペラの本拠地Mccaw hallはスペースニドルのすぐ近くにある大きなホールです。外観がとても綺麗!開場時間には水辺のベンチにたくさん人が集まってます✨

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入口はこんな感じ…

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中に入ると吹き抜けになっていてとても綺麗です✨

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そしてなんとセルフィースポットが!

小道具を借りて写真が撮れるんです…さすが時代の最先端を行く街だけある😳

せっかくなのでセルフィー撮ってきました笑

 

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驚くべきは各フロアのバーコーナー。

なんとグラスでなく持ち帰りにするとシアトルオペラのロゴ入りのプラスチックカップ(タンブラーにできちゃいそうなクオリティーの高いやつ)がもらえるようで、私の席の左右の人はそれで飲んでました👍🏻欲しいので次回はバーコーナーで飲み物を…‼︎笑

 

さてさて本編のハナシ…

セビリアの理髪師といえばフィガロ三部作でフィガロの結婚の兄弟オペラ。

 

2階席の2列目センター(6500円くらい)で観劇。座席が交互になっていなかったので頭丸かぶりでしたがなんとか体勢を変えながら見れました😅

 

今回のセビリアの理髪師は、衣装や舞台装置がとにかく鮮やか!

 

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(Seattle opera FBから拝借しました)

 

舞台装置はアメリカンポップな色使い(蜷川実花さん風?)なのに時代背景をあまり壊さず…衣装もメイン所は昔っぽいのにサブで出てくる人は今時の服装…とごちゃまぜなのに妙な統一感と面白さで「これもありか!」と思わせる素晴らしい演出でした👏🏻

 

 感心したのは、最初の舞台装置がセビリアの広場、場面転換してロジーナの家をこの2つの場面が交互に出るのだけれど、装置の移動は一切なし、最初の広場の時の窓を開け締めするだけで広場か外かを表現する面白い仕掛けでした😳

 

というのも窓がたくさんあって、その内側が壁紙の柄になっているので、全部の窓を開けると部屋っぽくなるんです!

 

窓の内側も照明を入れて敢えて見せる(見える)演出でよりお屋敷感も出て素敵でした👏🏻

 

フィガロ役の人の歌の上手さとお客さんを惹きつけるパワーに脱帽!

とにかく役者さんが楽しんでいる空気が大きなホールなのに伝わってくるとても良いオペラでした!

 

こっちにいる間に魔笛をみたいなぁ。

 

余談ですが、シアトルオペラのグッズがとてもスタイリッシュで可愛いですよ💕前作が蝶々夫人だったので日本風のグッズがたくさん売ってました!

 

オペラは基本イタリア語なので英語の字幕がでるので、私みたいな英語自信ない人でも置いていかれずついて行けます👍🏻

ぜひ観に行ってみてはいかがでしょうか?

プチ自己紹介

こんにちは!まりそです😊

 

現在シアトルに留学中しており、アメリカでの芸術ライフ(笑)を綴ろうと思いブログを開設しました。

 

軽く自己紹介を。

 

3歳からバイオリン、ピアノを弾いています。
バイオリンはソロもオーケストラもどちらも経験してきました。

 

小学3年生から演劇を始め、現在学業の傍らフリーの役者として活動してます。(年間2〜3本くらい小劇場の舞台に立ってます)

 

日本にいた時は、劇場案内係のアルバイトをしていたのでアメリカで訪れたホールについてもちょこちょこ書いていきたいなと思ってます🙋

 

こんな感じの人間なので、オーケストラ、演劇(ミュージカル/ストレート)、オペラ、バレエ…など幅広いジャンルを網羅できたら!

 

ここまで語っておいてシアトルにはビジネスを学びに来ているので、更新はとてつもなく不定期だと思います🙏🏻笑

 

ゆるゆると書いていきますのでよろしくお願いします☺️✨